北海道蘭越町において地中からヒ素を含んだ蒸気が空中に吹出す事象が発生した。
蒸気は空中で凝縮して液滴のミストとなり、重力の作用を受けつつ大気の流れに乗って周囲に拡散する。
産業分野では、消臭液をスプレーノズルから微細ミストにして連続して噴霧するケースがある。
消臭液ミストは空気中で蒸発して液滴径を減少しながら、空気の流れに乗って拡散する。
これらの蒸発の過程は、溶液または懸濁液の成分の大部分は水であるので、物性的には水の蒸発としてモデル化する。
あるいは、溶質は水より蒸発しにくいので、水だけ先に蒸発し最後に溶質部分が芯となって残るとする(要確認)。