液滴(ミスト)の蒸発と拡散

 北海道蘭越町において地中からヒ素を含んだ蒸気が空中に吹出す事象が発生した。
蒸気は空中で凝縮して液滴のミストとなり、重力の作用を受けつつ大気の流れに乗って周囲に拡散する。
 産業分野では、消臭液をスプレーノズルから微細ミストにして連続して噴霧するケースがある。
消臭液ミストは空気中で蒸発して液滴径を減少しながら、空気の流れに乗って拡散する。
 これらの蒸発の過程は、溶液または懸濁液の成分の大部分は水であるので、物性的には水の蒸発としてモデル化する。
あるいは、溶質は水より蒸発しにくいので、水だけ先に蒸発し最後に溶質部分が芯となって残るとする(要確認)。

粒径変化の湿度による影響

粒径変化の湿度による影響

長期平均(1年間気象)の粒径分布(西南西-東北東断面)

長期平均の粒径分布

長期平均(1年間気象)の濃度分布(西南西-東北東断面)

長期平均の濃度分布

短期(単一気象)の濃度分布(多数発生源の重合、発生源中心から東北東方向)

多数発生源による濃度分布

短期(単一気象)の濃度分布(多数発生源の重合、3次元表示)

濃度分布の3次元表示

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